さて今回は機動戦士ガンダムに登場する、地球連邦軍のジムです。僕は量産機というやつが好きで、シンプルで地味ながらよく働く、そういう機体が好きです。そしてキットの価格が安いのがさらに好きです。550円くらいで買えるキットですから、もうこれでもかっというくらいに遊べますね!
今回はこのお安いジムを塗装なしのウェザリングのみで、やや錆びた感じでそれらしく仕上げます。戦場で汚れた感じを出しつつ、手間はさほどかけず、のギリギリのところを狙っていきます。完成するとこんな感じになります。
ずきゅーん!であります。戦うジムはかっこいい。
HGUCジムの簡単ウェザリングレシピ
- 筆塗りのみ
- 【エッジ強調】タミヤ エナメル塗料 XF-63 ジャーマングレイ つや消し
- 【チッピング】タミヤ エナメル塗料 XF-63 ジャーマングレイ つや消し
- 【機械部】タミヤ ウェザリングマスター Fセット
- 【フィルタリング+スミ入れ】ホルベイン 油絵具 バーントアンバー
- 【スミ入れ】ライターオイル(100均)
- 【その他】Mr.トップコートスプレー つや消し
うーん、シンプル。
機動戦士ガンダムのHGUCジム製作
さてとてもシンプルなキットですので製作は特に悩むことは無いと思います。僕はもう面倒くさがりな性格のせいで、合わせ目も消さずに進めてしまいました。あっはっは。
使用するのはバンダイから発売されている、ガンプラ HGUC 1/144 RGM-79 ジム (機動戦士ガンダム) 色分け済みプラモデルです。驚異的なことにこの時の価格は新品で550円でした。尋常じゃないです。キットが安すぎるとウェザリング関連の材料費が高く見えるから難儀します。
サクッと作ったらさっそくウェザリングですが、せっかくなのでグイグイ動かして遊びましょう。僕はうちのにゃんこに乗せたりして嫁さんに怒られました。楽しかったです。
HGUCジムの塗装・ウェザリング
さて今回もお手軽にいきますが、油彩具を使ってみたいと思います。油彩具はいい感じの色合いを簡単に入れられますが、パーツがいい感じに割れるという悩ましいところもありますが、製作の際に可動部以外はきっちり接着して置いたりすれば、簡単には割れなくなります。(接着する際はタミヤセメントを使うと良いです。プラを溶かして強力に接着します)
つや消しトップコートを吹く
例によって最初はつや消しトップコートです。深く考えずに吹きましょう。吹きすぎにはご注意。
油彩具でフィルタリング+スミ入れ
さっそく油彩具の出番です。今回はややサビっぽい風合いにしたいので、バーントアンバーを使うことにします。ホルベイン油彩具セットに入っています。戦車の塗装からガンプラまで何でも使える便利な子です。乾燥が遅いのでうまく使えばピグメントの定着などにも使えたりして工夫のしがいがあります。
ライターオイルに溶かしてびしゃっと全体に塗りたくっていきます。ある程度したらエナメル溶剤をつけた綿棒で拭き取りますが、全部拭き取ってしまうと面白くないので適度に汚れが残るように拭き取ります。
デカールをあてる
僕は戦車のあまりデカールをどっさり持っているので、適当に余ったデカールを貼り付けたりしました。今回は 1/72 M1A1エイブラムスの余りデカールを中心に貼り付けています。剥がれるとあれなので、マークセッターを貼った後で塗って固定しています。
墨入れ前にデカールを貼ると、古いデカールなんかの場合、内側にフィルタリング塗料が入ってしまって汚いことになります。デカールはフィルタリング跡が良いですな。
つや消しトップコート再び
この後の工程で機体を手に持ってあーだこーだとしたりするので、デカール保護も兼ねてつや消しトップコートを吹いておきます。これを吹いておくことでドライブラシ等で色が乗りやすくなる効果も期待できます。
スポンジチッピング
いずれ詳しく記事に書きますが、スポンジに塗料をつけて、それをポンポンっと機体に当てて行くことで自然な汚れをつける、という手法です。スポンジは100均で買ってきた、100円で6個入りの普通の食器洗いスポンジです。個人的には目が細かい方が良いので、細かそうなものを選びました。
そのままだと使いにくいので、ちぎって使います。3cmくらいの大きさでちぎると取り回しやすくて良いです。そこにエナメル塗料のジャーマングレイをつけて、ティッシュ等に何度か当ててべたっと塗料がつかないようにします。
それをエッジ中心にポンポンっと当てていきます。手足は外してやった方がやりやすいです。やりすぎたらエナメル溶剤で拭き取れば無かったことにできるので気軽に遊びましょう。
エッジ強調と傷表現
ここからさらにダメージ感を出していきます。チッピングと同じ、エナメル塗料のジャーマングレイを筆にとって、ある程度ティッシュ等で塗料を落としたら、エッジ(角とか)を中心にやや掠れる程度に色を塗っていきます。塗装が剥げた感じを出したいわけです。
適当にかすれた形で擦り付けていけば、それらしくなっていきます。こちらもやりすぎたらエナメル溶剤で拭き取れば無かったことにしてやり直しができます。
金属表現で仕上げる
最後にウェザリングマスターで仕上げていきます。今回もFセットで金属表現を追加していきます。エッジ周りで塗装剥がれをしたところや関節部の黒いパーツに擦り付けてそれらしくしてフィニッシュです。
HGUCジムのお手軽ウェザリング 完成ギャラリー
お手軽なんだけど結構それっぽいジム、完成であります。なかなかどうして、良い感じではないでしょうか。
凛々しい。エッジ周りのチッピングがいい感じです。盾は特にチッピングのしがいがあって楽しいですな。やっぱり綺麗なジムなんてジムじゃない。
ジムは腰の周りがだいぶシンプルなので、そのままだとちょっと安定感がないので、チッピングを入れたり適当なデカールを当ててやると、いい感じになりますね。
お気に入りの後ろ姿。足回りに入ったバーントアンバーがサビ感を出していて良いですな。合わせを消していないのでそこにサビ色が入って、それはそれでGoodであります。合わせ目転じてディテールなり、であります(雑)
足回りです。特に重点的にジャーマングレイで汚しを入れました。うーん、かっこいい。
射撃をしながら前進するジムくん。頑張れ。
漫画的に擬音をつけるなら「バアーン」であります。
最後に後ろから日が差した。神々しい。
ファーストガンダムを見放題でもう一度みる
最近ガンプラを作るようになってきたのは、Amazonプライムビデオでファーストガンダムを最初から最後まで見直したからです。毎夜毎夜タブレットで見ていたらもう辛抱堪らなくなりました。。
機動戦士ガンダム、Zガンダム、ZZガンダム、第08MS小隊、シャアの逆襲、0083、ガンダムX、00ガンダムを見終わりまして、今月はガンダムAGEを見ています。なんというか良い時代になったもんです。
まとめ
そんなわけでまともに塗装もせずウェザリングだけで仕上げたジムくんでした。塗装なしでもウェザリングだけなら3、4時間前後で出来てしまいます。お手軽ですがかなり見た目がよくなるので、是非お試しくださいー。
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